三重県伊勢志摩地方は紀伊半島に位置し、リアス式海岸と呼ばれる複雑に入り組んだ地形を形成しています。南の方に面する熊野灘には黒潮が流れており、気候も温暖なことから魚貝類の養殖、各種漁など漁業が盛んです。
当店のある南伊勢町は日本で数少ない海の国立公園『伊勢志摩国立公園』内にあります。この地方は昔「美し国(うましくに)」「御食つ国(みけつくに)」と言われ、万葉集にも詠われていて、「美しく満ち足りた国」「朝廷に食料を献上する国」として知られています。
この恵まれた豊かな自然のおかげで、伊勢志摩産の伊勢海老は、他の場所で捕れたものよりも身が引き締まり、プリプリした食感があって、甘味が強いとして昔から変わらず極上品として取引されています。

|日本有数の海の国立公園

|伊勢海老は三重県のシンボル
伊勢海老には輸入物など様々な産地のものや、似ているが伊勢海老ではないものなど、今ではたくさんの種類が市場に並んでいます。伊勢志摩産伊勢海老は古くから伊勢神宮との関わりが深く、現在も10月1日の伊勢海老漁の解禁日に、初物としてその日捕れた伊勢海老が伊勢神宮に奉納されています。そのため2001年に三重県によって『 三重ブランド 』に認定されました。三重県の『 県のさかな 』にも指定されています。
こういったことから伊勢志摩産伊勢海老が別格と言われる理由の一つとなっています。
こういったことから伊勢志摩産伊勢海老が別格と言われる理由の一つとなっています。

|吉事にはかかせない縁起物
伊勢海老は特有の赤い身体、長い髭と曲がった腰などから長寿の象徴としてお祝い事にはかかせないものとなっています。また、立派な硬い殻は武将の鎧を連想させ、勇ましい姿から武家に好まれたようです。伊勢海老飾りや伊勢海老の具足煮とはここからきているとも言われています。
伊勢志摩の伊勢海老はその姿・形が特に立派であるとして、贈り物にもよく利用されます。
こうして古くから縁起の良いものとして扱われてきた伊勢海老は、現在においてもお歳暮など、贈った方も贈られた方も喜ばれる一級品のご贈答として重宝されています。
伊勢志摩の伊勢海老はその姿・形が特に立派であるとして、贈り物にもよく利用されます。
こうして古くから縁起の良いものとして扱われてきた伊勢海老は、現在においてもお歳暮など、贈った方も贈られた方も喜ばれる一級品のご贈答として重宝されています。
